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タイで“ロックダウン”東南アジア感染拡大

2021年7月10日 1:02

東南アジアで新型コロナウイルスの感染が拡大しています。タイ政府は9日、首都バンコクなどで夜間の外出禁止など規制を強化すると発表しました。

タイでは4月以降、インドで確認されたデルタ株など新型ウイルスの感染が拡大していて、9日は新規感染者が9000人を超えました。

こうした状況を受け、タイ政府は12日から首都バンコクや周辺の地域などで夜間の外出を原則禁止し、県をまたぐ移動も制限します。飲食店の持ち帰りやコンビニは営業時間が短縮され、マッサージ店などは閉鎖されます。去年4月以来の事実上のロックダウンとなります。

また、ベトナムでは最大都市ホーチミンで、9日から不要不急の外出や飲食店の持ち帰りも禁止されるなど厳しい行動制限が始まりました。

ベトナムは5月上旬まで新規感染者の数を2ケタに抑え込んでいましたが、その後、デルタ株の感染が拡大し、最近では新規感染者が1000人を超えています。