バイデン氏「電気自動車など50%目標に」
アメリカのバイデン大統領は5日、2030年までに新車販売に占める排気ガスを出さない電気自動車などの割合を50%に引き上げる目標を発表しました。
バイデン大統領「自動車産業の未来は電気にある」「だから私は2030年までに新車の50%を電気自動車にする目標を掲げ、大統領令に署名する」
バイデン大統領は、気候変動対策として、「野心的な目標だ」としつつ、「もう後戻りはできない」と訴えました。その上で、「中国がレースの先頭にいる」「我々は中国などと21世紀の競争をしているが、再び主導権を取り戻す」と決意を示し、電気自動車の市場でトップを走る中国へのライバル意識をあらわにしました。
ホワイトハウスの庭にアメリカ製の電気自動車を並べ、演説したバイデン大統領は、自らハンドルを握り、スピードを上げながら車を走らせるパフォーマンスも見せました。
大統領が発表した目標について、アメリカの大手自動車メーカーも歓迎する声明を出していますが、実現に向けては、充電ステーションの整備など多くの課題も指摘されています。