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バイデン氏、アフガン大統領に「支援継続」

2021年6月26日 13:31

アメリカのバイデン大統領は25日、アフガニスタンのガニ大統領らとホワイトハウスで会談し、アメリカ軍がアフガニスタンから撤収した後も支援を継続する意向を直接伝えました。

アフガニスタンに駐留するアメリカ軍は現在、同時多発テロから20年の節目となる今年9月11日までの完全撤収を進めています。こうした中、バイデン大統領は25日、アフガニスタンのガニ大統領らを招き、撤収後も支援を継続する意向を直接伝えました。

バイデン大統領「米軍が撤収してもアフガニスタンへの支援は終わらない。アフガン国軍への支援、政治的・経済的な支援は続く」

バイデン大統領は、「アフガニスタンの人々は、自らの将来を自身で決めるべきだ。私たちは寄り添い続ける」と強調したのに対し、ガニ大統領は「我々の関係は新たな局面に入る」と応じました。

アメリカ軍の撤収は、反政府勢力タリバンが攻勢を強める中、進められていて、アメリカの情報機関が「撤収から早ければ半年で現政権が崩壊する可能性がある」と分析したと有力紙が伝えるなど、撤収後の治安の悪化が懸念されています。