伊首相 ワクチン“義務化”の可能性を示唆
イタリアのドラギ首相は2日、新型コロナウイルスのワクチンについて対象となる全ての人に接種を義務化する可能性があると述べました。
ドラギ首相は2日の会見で、EMA(=ヨーロッパ医薬品庁)が正式に新型コロナウイルスのワクチンを承認すれば、将来的には対象となる全ての人に接種を義務化する可能性があると述べました。
EMAは現在ファイザーやアストラゼネカなどのワクチンについて1年ごとに使用期限を更新する「条件付き承認」を採用しています。
12歳以上の7割が接種を完了しているイタリアではすでに医療従事者にワクチンの接種が義務づけられているほか、鉄道などでのワクチンパスポートの導入も進められています。
一定の年齢に達した人への接種を義務化すれば主要国では初めてになるとみられますが、接種を望まない人からの強い反発も予想されます。