タリバン“暫定政権”発表 女性入閣はなし
アフガニスタンを支配するイスラム主義勢力タリバンは7日、暫定政権の閣僚メンバーを発表しました。国際社会が注目していた女性の入閣はありませんでした。
タリバンの新政権をめぐっては、先週末にも発表されるとの見方もありましたが、内部の主導権争いも伝えられ、調整が難航したものとみられます。
人事はすべて暫定だということで、首相代行には前回の政権で外相などを務めたアフンド師が就任します。
このほか、アメリカのFBI(=連邦捜査局)から指名手配されているハッカニ氏が内相代行に、当初、新政権を率いるとも伝えられたタリバンの共同創設者バラダル師は副首相代行に任命されました。
今回の暫定政権の発表は、政治的な空白の長期化を避ける狙いもあるものとみられますが、国際社会が注目していた女性の入閣はありませんでした。