台湾・頼清徳総統「台湾を支持する力を結集できた」 就任後初の外遊終え成果強調 米ハワイなどにも立ち寄り
台湾の頼清徳総統は、就任後初となる外遊となった太平洋の島しょ国の訪問日程を終え、台湾に戻りました。アメリカのハワイなどにも立ち寄っていて、「台湾を支持する力を結集できた」と強調しました。
台湾の頼清徳総統は、外交関係のある太平洋の島しょ国を訪れる経由地として、アメリカのハワイとグアムにも立ち寄り、1週間の訪問日程を終えました。
6日、台湾に戻った頼総統は、「盟友であるアメリカが党派を超えた支持を示す以外にも、ハワイとグアムから強い支持を得た」とし、「海外から台湾を支持する力を結集することができた」と外遊の成果を強調しました。
台湾総統府によりますと、頼総統はグアムで、共和党のジョンソン下院議長や民主党の下院トップのジェフリーズ院内総務らと電話やオンラインで会談しました。
ジョンソン氏は「アメリカには中国の脅威に対し党派を超える共通認識があり、台湾の安全はアメリカのインド太平洋戦略の核心だ」などと述べたということです。
頼政権としては、トランプ次期大統領の就任を前に、党派を超えてアメリカとの関係を安定させたい狙いがあるとみられます。
中国はアメリカの台湾支持に反発していて、頼総統の立ち寄りを口実に、今週末にも台湾周辺で軍事演習を行う可能性が報じられています。