“就任から1か月”台湾・頼清徳総統「中国に隷属しない」
台湾の頼清徳総統は就任から1か月となるのを前に会見し、「中国に隷属しない」などと改めて強調しました。
台湾の頼清徳総統は20日、就任から1か月を迎えます。会見では、就任式の際に述べて中国が反発した内容に改めて言及しました。
頼清徳総統「中華民国と中国は互いに従属しないというのが社会の共通認識だ。総統の責務は主権を守ることだ」
また「中国が様々な手段で圧力を強めている」とし、アメリカ政府が台湾に無人機などの武器売却を決めたことに謝意を示した上で、防衛力を高める姿勢を強調しました。
台湾のシンクタンクによると、頼総統の支持率は就任後1か月で10ポイントほど低下しています。議会の権限を強めるための法案の審議をめぐり与野党が対立し、混乱が続いていることなどが背景とみられています。