ドイツ総選挙開票始まる…2大政党が接戦に
メルケル首相の後任を争うドイツの総選挙は日本時間27日午前1時に投票が締め切られ、開票作業が進められていますが大接戦となっています。現地から中継でお伝えします。
16年にわたり、ドイツの顔となってきたメルケル首相の後を継ぐのは誰なのか。地元メディアは社会民主党がわずかにリードしていると伝えています。
ドイツ公共放送によりますと、ショルツ財務相を首相候補とする社会民主党がメルケル首相が所属するキリスト教民主・社会同盟を上回っていますが、その差はごくわずかで、大接戦となっています。
また、気候変動対策を前面に掲げて戦った緑の党が大幅に議席を増やす見通しとなっています。
どの政党も単独過半数には達しないとみられ、社会民主党とキリスト教民主・社会同盟がそれぞれ連立パートナーを求めて協議を開始する方針を示しています。
ただ、3番目の勢力となる緑の党はどちらとも交渉に入る用意があることを表明するなど、調整に時間がかかることは必至です。社会民主党のショルツ氏は連立協議がクリスマス前までかかるとの見通しを示しました。
メルケル首相の後を継ぐのは誰なのか、まだはっきりとした見通しは立っていません。