中国共産党系メディア「“処理水”放射性物質濃度に異常なし」 海洋サンプル検査結果を報道
中国共産党系メディアは、東京電力福島第一原発の処理水放出をめぐり、中国の専門家が採取した海洋サンプルを検査した結果、放射性物質の濃度に異常はなかったと伝えました。
中国共産党系メディア・環球時報は、中国国家原子力機構の情報として、去年10月に中国が福島第一原発周辺で採取した処理水のサンプルを検査・分析した結果、放射性物質などの濃度に異常はなかったと報じました。
また、「モニタリング結果からは、海域や海洋生物に影響を及ぼす兆しはない」とする一方で、「一度の検査結果から得られるものは限定的で、中国を含む関係国は今後も独立したサンプル調査を続ける」との専門家の見解を伝えています。
中国は、去年9月、モニタリング結果を踏まえて日本産水産物の輸入を再開することで日本側と合意していました。
中国が日本との関係改善を進める中、輸入再開に向けて前進するか、今後の対応が注目されます。
最終更新日:2025年1月23日 12:30