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露朝首脳会談 韓国の反応は…“連携強化”に警戒か 指導者不在時の発射「軍事態勢徹底に自信」

2023年9月13日 16:26
露朝首脳会談 韓国の反応は…“連携強化”に警戒か 指導者不在時の発射「軍事態勢徹底に自信」

ロシアを公式訪問している北朝鮮の金正恩総書記とプーチン大統領の会談がアムール州にあるボストーチヌイ宇宙基地で始まりました。今回の会談について韓国政府はどのように受け止めているのでしょうか。ソウルから中継です。

韓国としては日米韓で北朝鮮の核ミサイル開発に対抗しようとする中、北朝鮮がロシアと連携を深めることに警戒しているものとみられます。

会談を受けた韓国政府の正式なコメントは出ていませんが、尹錫悦大統領は「国際社会の平和を害する北朝鮮との軍事協力の試みは、ただちに中断されるべきだ」と強調するなど、北朝鮮とロシアが軍事面で協力し、兵器の供与などを行わないよう一貫して求めています。

──こうした中、北朝鮮は13日、指導者が国外に出ている中で、また弾道ミサイル発射しましたね。

極めて異例な事です。韓国メディアによりますと、最高指導者が不在の時にミサイルを発射したのは初めてとみられます。

韓国軍は、北朝鮮が13日正午前、日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射したと明らかにしています。

韓国メディアは「指導者が不在でも軍事態勢を徹底しているという自信の表れ」とする専門家の分析を伝えています。

──今回の会談について、韓国側はどの程度、事前に把握できていたのでしょうか?

金総書記の動きを含めて、実態の把握には相当、苦慮していたことがうかがえます。韓国側は金総書記の特別列車の動きは把握できていましたが、実際にどこに向かって、誰と会談して、どのようなことが協議されるのか、このあたりの情報を集めるのには苦慮していたものとみられ、メディアを含めて詳しい言及はありません。

また韓国メディアによりますと、ロシア大統領府は、韓国が希望すれば、会談内容の詳細を通達すると持ちかけていて、いかに韓国が情報入手に苦慮していたかがうかがえます。