ロシアが北朝鮮の衛星技術を支援? プーチン大統領「そのために金正恩総書記と来た」 露朝会談
ロシアメディアによりますと、ロシアを公式訪問している北朝鮮の金正恩総書記とプーチン大統領との会談が、アムール州にあるボストーチヌイ宇宙基地で始まりました。現地メディアの様子などについて、ウラジオストクの東郷達郎記者に聞きます。
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――プーチン大統領は金正恩総書記を笑顔で迎えていました。ロシアメディアはどう伝えている?
国営の「ロシア24」は、現場での新しい動きがあるたびに文字で速報し、会談の様子を映像が入るたびに放送していますが、淡々と伝えています。
――今回の会談は、武器が欲しいロシア、転用できるロケット技術が欲しい北朝鮮にとって、相互利益があるということ?
プーチン大統領は会談前、ロシアメディアの記者が「ロシアは北朝鮮の衛星技術を支援するのか」と質問したのに対して、「そのために金正恩総書記と、ここに来た」と明確に答えています。
また、「軍事協力も議題になるか」との質問についても、「我々はあらゆる問題について話し合う。急ぐ必要はない。時間はある」と答えています。
今回は、プーチン大統領が金総書記を招いていますので、北朝鮮も巻き込んで西側に対抗する姿勢を示したのだとみられます。