「恒大集団」香港での株式取引を一時停止
経営不安に陥っている中国の不動産大手「恒大集団」が、香港の証券取引所での株式取引を一時停止すると発表しました。理由は明らかにしていません。
中国メディアによりますと、「恒大集団」と関連の不動産管理会社「恒大物業」の2社は4日、香港証券取引所での株式の取引を一時停止したと発表しました。
それに伴い、香港市場では現地時間の午前9時から2社に関する売買が停止されています。
恒大集団は、およそ33兆円の負債を抱え経営不安に陥っていて、先月23日と29日に支払期限を迎えた社債の利払いの一部が実行できていないなど、債務不履行の懸念がくすぶり続けています。
恒大集団側は取引停止の理由を明らかにしていませんが、資金繰りの悪化が背景にあるとみられています。