「恒大集団」本社前“抗議”警官睨み合いも
およそ33兆円もの負債を抱え経営不安に陥っている中国の不動産大手「恒大集団」は23日、社債の一部の利払い期限を迎えました。
深セン(「土」へんに「川」)にある恒大集団の本社前では、債権者らとみられる数人が抗議に集まり、警戒中の警察官とにらみ合いになっています。
恒大集団は23日、期限を迎える社債の利払いの一部を支払うと表明していますが、それ以外についての具体的な説明はなく、債権者らの不満は蓄積しています。
こうした中、恒大集団は22日夜遅く、幹部らおよそ4000人が参加した会議を開き、創業者の許家印前会長が「投資家への支払いを断固として実行しなければならない」と方針を説明したということです。
ただ、恒大集団は今後も別の利払い期限を次々と迎えるため、債務不履行の懸念は続くことになります。