経営悪化…恒大集団創業者が社員に通達
経営が悪化する中国の不動産大手「恒大集団」の創業者が社員向けの通達を出し、「最も暗い時期を抜け出し、計画通り事業を遂行することに自信を持っている」と述べました。
「恒大集団」はサッカーチームも経営する中国不動産業界第2位の大手ですが、負債総額が日本円で約33兆円に達し、経営不安に直面しています。
中国メディアによりますと、こうした状況を受けて「恒大集団」の創業者で許家印前会長は21日、社員向けに通達を出し、「最も暗い時期を抜け出し、計画通り事業を遂行することに自信を持っている」と呼びかけました。
恒大集団を巡っては、急速な資金繰りの悪化を受けて、恒大集団が手がける各地の工事が中断したり、投資家らが本社に押しかけ警察が出動したりするなど、異例の事態となっています。また、ニューヨークや東京の株式市場でも、警戒感から大きく値を下げるなど影響が広がっています。