北京五輪聖火の採火式 人権問題で乱入騒ぎ
来年2月に開幕する北京冬季オリンピックの聖火の採火式が18日、ギリシャで行われました。中国の人権問題に対し抗議する人が乱入する騒ぎもありました。
聖火の採火式は18日、古代オリンピックの発祥の地であるギリシャのオリンピア遺跡で行われ、伝統儀式にならい、巫女(みこ)の格好をした女性が鏡で太陽光を集め、聖火が灯されました。
新型コロナウイルスの影響で無観客で行われ、ギリシャ国内の聖火リレーも大幅に短縮されました。聖火は中国側に引き渡され、20日に北京に到着する予定です。
一方、ロイター通信によりますと、チベットや新疆ウイグル自治区の人権問題に関して抗議する人物3人が式典に乱入する騒動がありました。3人は警察に取り押さえられ、式典の進行には影響しませんでした。
その前にも抗議活動をした4人が警察に拘束されるなど、中国の人権問題に対する抗議が相次いでいます。