露アエロフロート航空、一部機体メンテナンスをイランに委託 西側諸国の制裁による影響か
ロシアのアエロフロート航空は、4月から機体メンテナンスの一部をイランに委託し始めたことがわかりました。西側諸国の制裁による影響とみられます。
地元メディアによりますと、ロシアのアエロフロート・ロシア航空は5日、保有するエアバス社のA330を機体整備のためにイランの航空会社に送りました。
アエロフロートは、欧米からの制裁によりこれまで契約関係にあった企業から整備を受けられなくなり、友好関係にあるイランでの整備について可能性を探ってきたということです。
地元メディアは、「イランは長期にわたり欧米からの制裁が続き、航空機の整備については、独自の能力をもっている」と指摘しています。
アエロフロートは今月1日現在、エアバス社とアメリカ・ボーイング社の航空機を178機保有しています。
写真:アエロフロート