米トランプ次期大統領、不法移民の強制送還で国家非常事態宣言を発令へ 軍隊の動員を示唆
アメリカのトランプ次期大統領は18日、不法移民を強制送還するために国家非常事態宣言を発令し、軍隊を動員する考えを示唆しました。
トランプ次期大統領は不法移民をめぐり「史上最大の強制送還」を行うことを選挙戦で公約に掲げていました。
こうした中、トランプ氏は18日、SNSに投稿された「不法移民を強制送還するために、トランプ政権が国家非常事態を宣言し、軍を動員するとの情報が入ってきている」とのコメントを引用し、「事実だ」と投稿しました。
国家非常事態宣言は主に戦争や疫病が流行した際など、大統領が国家の非常事態を判断した際に発令するものです。
トランプ氏は大統領だった2019年、不法移民の流入を阻止するため、議会の承認なくメキシコ国境沿いの壁の建設費用を捻出しようと国家非常事態を宣言しています。
2020年には新型コロナウイルスの感染拡大への対応のため発令されています。