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韓国国産ロケット打ち上げ「未完の課題も」

2021年10月21日 19:52

韓国は21日夕方、初めての国産ロケットを打ち上げました。ただ、搭載していたダミーの人工衛星の軌道投入には失敗し、文在寅大統領は「未完の課題が残った」と述べました。

韓国初の国産ロケット「ヌリ号」は、21日午後5時頃、南部の全羅南道の宇宙センターから打ち上げられました。約1900億円の予算を投入し、政府機関や韓国企業がすべて独自開発を行ったということです。ロケットの打ち上げと搭載したダミーの人工衛星の分離までは順調に進みました。

市民「私たちの技術でつくったロケットなので、とても誇りを持っています」「私の世代は宇宙技術が弱かったけれど、今打ち上げられて本当に気分が良い」

しかし、その後、ダミーの人工衛星を予定の軌道に乗せることはできず、失敗したということです。打ち上げに立ち会った文在寅大統領は「未完の課題が残った」「もう一歩だけ進めば良い」などと述べ、引き続き、国産技術での宇宙開発を進める姿勢を強調しました。