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米国防総省 中国の軍事力報告書を公表

2021年11月4日 5:26

アメリカ国防総省は3日、中国の軍事力に関する年次報告書を公表しました。核弾頭を「2030年までに少なくとも1000発保有する」としています。

報告書では、「今後10年間で、核戦力の近代化、多様化、拡大を目指している」として、「核弾頭を2030年までに少なくとも1000発を保有する可能性がある」と指摘。「予測したペースと規模を上回る」としています。

軍事力の強化については、「アメリカを念頭にした『強敵』に『戦争で勝つ』ため」として、台湾有事に備え、「第三国の介入に対抗しようとしている」とも指摘しました。

「中国軍の2027年までの近代化目標が、台湾有事で、より信頼できる軍事的選択肢を与える」とも記しています。

また、極超音速兵器を搭載可能な中距離弾道ミサイルが実戦配備されたとしたほか、中国軍が「海外拠点を増やしている」とも指摘し、「アメリカの軍事作戦を妨害したり、対米攻撃を支援する可能性がある」としています。