中国「6中全会」始まる 歴史決議採択へ
中国共産党の重要会議「6中全会」が8日から開催されます。会議では党の歴史を総括する「歴史決議」が40年ぶりに採択される見通しで、長期政権を目指す習近平国家主席の権威を高める狙いがありそうです。
「6中全会」は8日から11日までの4日間開催され、習主席をはじめ、党の幹部たちが重要政策などを議論します。
今回、焦点となっているのは、今年創立100周年を迎えた党の歴史を総括する「歴史決議」の採択です。過去に採択されたのは、建国の指導者・毛沢東氏と改革開放政策を主導したトウ小平氏の時代の2回だけで、いずれも「歴史決議」の中で自らの路線を正当化し、党の指導者としての地位を確立しました。
今回の決議は習主席のこれまでの功績をたたえる内容になるとみられ、歴代2人の指導者と肩を並べる存在と印象づけるとともに、異例の3期目続投に向けて権威をさらに高める狙いがありそうです。
※トウ小平氏のトウは「登」に「おおざと」