北朝鮮の弾道ミサイル発射受け国連安保理が緊急会合
北朝鮮が新型の極超音速ミサイルだと主張する弾道ミサイルを発射したことを受け、国連の安全保障理事会は緊急会合を開き対応を協議しました。
北朝鮮は、今月6日に新型で極超音速の中長距離弾道ミサイルの発射実験を行い、成功したと主張しています。
国連安保理は8日、緊急会合を開き、各国から「安保理の決議違反だ」と非難が相次いだほか、北朝鮮とロシアの軍事協力に深い懸念が示されました。
アメリカは、北朝鮮が2023年12月以降、ウクライナへの攻撃を目的とした少なくとも600万発の砲弾と100発以上の弾道ミサイルをロシアに移送したと指摘。それらの兵器がインフラや人口密集地に被害を与えていると非難しました。
一方、北朝鮮の国連大使は、日米韓の軍事協力が地域の平和と安全を脅かしているとした上で、「新型ミサイルは国防強化計画の一環だ」として、核抑止力を強化していく姿勢を強調しました。