英外相、イスラエルに対する武器輸出許可の一部停止を発表
イギリスのラミー外相はイスラエルに輸出している武器のうち、国際人道法に違反して使用される危険性があると判断された武器輸出許可の一部を停止すると発表しました。
ラミー外相は2日、イスラエルに対する武器輸出許可の一部を停止すると発表しました。対象はイギリス政府が民間企業に与える武器輸出許可の見直しによって、国際人道法に違反して使われる危険性があると判断された350の輸出品のうちおよそ30品目です。
ヘリコプターやドローンなどパレスチナ自治区ガザ地区での軍事作戦に使われているものが主な対象となっています。
イギリスの地元メディアは、イスラエルのカッツ外相がこの決定はハマスとイランに対して「非常に問題のあるメッセージを送るものだ」と述べたと伝えています。
イスラエルへの武器輸出をめぐってはイギリス議会の一部から国際人道法に違反して使われる危険性があるとの懸念が出ていました。
イスラエルは兵器の多くをアメリカやドイツから供給されているため、他の国の対応に影響を及ぼすかも注目されます。