内戦が続くシリアで5日陸軍の士官学校に無人機による攻撃があり、人権監視団体は女性と子どもを含む116人が死亡したと明らかにしました。

シリア国営通信によりますと、5日、アサド政権が支配する中部の都市ホムスの陸軍士官学校で卒業式がおこなわれている際、無人機による攻撃があったということです。シリアの保健省はこの攻撃で80人が死亡し、240人がけがをしたとしていますが、イギリスに拠点を置くシリア人権監視団は女性と子どもなど民間人30人を含む116人が死亡したと伝えています。

アサド政権側は「テロリスト集団が行った残忍な犯罪だ」として今回の攻撃を強く非難していますが、これまでに犯行声明は出ておらず、何者による攻撃なのかわかっていません。