オミクロン株 南ア医師「今のところ軽症」
新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が最初に確認された南アフリカの医師が28日、患者の症状について、「今のところ軽症だ」と述べました。
南アフリカ医師会・コエツィ医師「症状としては、1日2日続く強い倦怠感(けんたいかん)の後に頭痛や体の痛みがある。せきもあるが、ずっと続くものではなくやがてなくなる」
南アフリカの医師会の会長でオミクロン株の患者を診察した医師は、「今のところ重症患者はおらず、自宅での治療も可能だ」と話しました。また、患者に味覚や嗅覚障害は見られず、酸素濃度の低下なども確認されていないということです。
オミクロン株にワクチンが効かない可能性について、医師は「分からない」としつつも、患者の症状は軽いとして、「パニックになる理由はない」と話しています。