WHO“世界40%接種”年末に達成できず
WHO(=世界保健機関)は、すべての国で人口の40%が新型コロナウイルスのワクチン接種を終えるとの目標を、年末までには達成できないと明らかにしました。
WHO・テドロス事務局長「年末までに人口の40%にワクチン接種する目標を達成できたのは、WHO加盟国の半数にとどまっている」
テドロス事務局長は22日、このように述べ、一部の国で追加接種が進む一方、アフリカでは、医療従事者の4人に3人がワクチンを接種できていないことを明らかにしました。
また、世界で1日に接種されるワクチンのうち20%を追加接種が占めていると指摘し、「全世界でワクチン接種などをしない限り、パンデミックを終わらせることはできない」と強調しました。
一方、オミクロン株の感染の急拡大について、WHOの技術責任者は、肺ではなく鼻や喉などの上気道でウイルスが増殖しやすいことや、免疫を回避する能力などが原因との見方を示しました。