オミクロン株“接種で重症化防げる”WHO
新型コロナウイルスの「オミクロン株」について、WHO(=世界保健機関)は、ワクチン接種で重症化を防ぐことができるとの見解を示しました。
WHO主任科学者「他の変異株と同様、ワクチンは重症化を防ぐことができると考えられる」
WHOの主任科学者は1日の会見で、オミクロン株に対するワクチンの効果について、詳細を調査しているとしながらも、重症化を防ぐことができるとの見解を示しました。さらに、感染力については、「数日以内に多くの情報が得られるだろう」としています。
また、WHOは、1日までの3日間の日程で特別総会を開き、将来、起こりうる感染症のパンデミックに備え、各国が協力して対応するための新たな条約の締結に向け、議論を始めることを決めました。国家間の交渉機関を設置し、2024年の総会までに議論をまとめるとしています。
一方、オミクロン株の感染者が確認されているナイジェリアでは、保健当局が10月に採取した検体からもオミクロン株が見つかったと発表していましたが、その後、デルタ株だったと訂正しました。