免疫回避の力と感染力の増加で…感染急拡大
新型コロナウイルスのオミクロン株について、WHO(=世界保健機関)は、免疫を回避する力と感染力の増加の組み合わせによって、感染が急拡大しているとの見解を示しました。
これは、WHOが23日付で公表した加盟国向けの報告書で明らかにしたものです。
報告書では、オミクロン株の市中感染が起きている国では、「2日から3日で感染者が倍増している」としています。
その上で、「免疫を回避する力なのか、感染力の増加なのかははっきりわかっていないが、両方の組み合わせによるものだろう」との見解を示しています。
一方、南アフリカでは、初めてオミクロン株が確認された、人口が最も多いハウテン州を中心に、感染拡大のスピードが落ちているとの見方を示しました。