北朝鮮が“ミサイル発射”今年だけで30回超の異例の頻度 軍事演習への反発や、米国へのけん制の意味合いも…
韓国軍は、北朝鮮が9日午後、日本海に向けて弾道ミサイルを発射したと発表しました。
北朝鮮によるミサイル発射は先週5日に続くもので、今年だけで30回を超え異例の頻度です。飛距離など、詳しい情報は明らかになっていません。
日本政府関係者によりますと、ミサイルは日本のEEZ(=排他的経済水域)の外に落下したということです。
北朝鮮側は今月2日から5日にかけてアメリカと韓国による合同軍事演習に対応する軍事作戦を行い、一日で最大29発のミサイルを発射したと明らかにしています。3日にはICBM(=大陸間弾道ミサイル)とみられる1発も発射しています。
北朝鮮の朝鮮人民軍総参謀部は7日の声明で、「敵のあらゆる戦争演習に持続的で圧倒的な軍事措置で対応していく」と警告。
一方、韓国軍は7日から10日までの日程で北朝鮮の核・ミサイルなどに備えた軍事演習を行っていて、北朝鮮がさらに反発する可能性も指摘されていました。
また、9日はアメリカで中間選挙の開票が行われていて、アメリカへのけん制の意味合いもあるものとみられます。