北朝鮮 一連のミサイル発射は“米韓軍事演習に対応”
北朝鮮は先週の一連のミサイル発射について、アメリカと韓国による合同軍事演習に対応した軍事作戦だったと明らかにしました。
北朝鮮の朝鮮人民軍総参謀部は、国営メディアなどを通じて、米韓の合同軍事演習に対応するための軍事作戦を今月2日から5日まで実施したとする声明を発表しました。
「労働新聞」にはミサイル発射場面などの多数の写真を掲載し、作戦初日の2日には、地対空ミサイルなど29発を発射したとしています。
韓国側が正常な飛行に失敗したと推定したICBM(=大陸間弾道ミサイル)が発射された3日には、「敵の作戦指揮システムを麻痺させる弾頭の動作信頼性を検証する重要な弾道ミサイル試射を行った」と説明しています。
声明では、「敵のあらゆる戦争演習に、持続的で圧倒的な軍事措置で対応していく」と警告。韓国軍は、7日から4日間の日程で北朝鮮の核・ミサイルなどに備えた軍事演習を行っていて、北朝鮮がさらに反発する可能性もあります。