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米韓軍事演習の期間延長を決定「北朝鮮の挑発が高まる状況で、同盟の態勢誇示が必要」

2022年11月3日 17:23
米韓軍事演習の期間延長を決定「北朝鮮の挑発が高まる状況で、同盟の態勢誇示が必要」

韓国軍は、北朝鮮が3日朝、ICBM=大陸間弾道ミサイル1発を含む3発のミサイルを発射したと明らかにしました。

韓国政府は、緊急の会議で北朝鮮の核・ミサイルの脅威から国民の命と安全を守るための米韓合同演習は揺らぐことなく続くと強調しました。

韓国軍によりますと、北朝鮮は午前7時40分ごろ、平壌の順安付近から日本海に向けてICBM=大陸間弾道ミサイル1発を発射しました。エンジンが上空で分離したあと、正常な飛行に失敗したと推定されていて、北朝鮮がことし3月に発射実験を成功させたと主張していた「火星17」とみられます。

また、午前8時半すぎからは西部の价川付近から日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射しました。

アメリカと韓国は、10月31日からステルス戦闘機などを動員した大規模な軍事演習を実施しています。当初、4日までの予定でしたが「北朝鮮の挑発が高まっている状況で米韓同盟の態勢誇示が必要」だとして期間を延長することを決めました。

北朝鮮は米韓による演習を口実にミサイルの発射などを繰り返していて、7回目の核実験を含むさらなる軍事挑発への懸念が高まっています。