北朝鮮が複数の“弾道ミサイル”発射 1発は公海上に落下 韓国軍発表 鬱陵島で空襲警報も
韓国軍は北朝鮮がさきほど日本海に向けて弾道ミサイルを発射したと発表しました。
発射直後の方向が日本海上の鬱陵島に向けられたため空襲警報を発令したと明らかにしました。
ミサイルは複数とみられこのうち1発は、公海上に落下したということです。
飛距離など詳しい情報は明らかになっていません。
北朝鮮によるミサイル発射は、巡航ミサイルを含め今年だけで29回目で、異例の頻度です。
前回の発射は北朝鮮への対応を想定した韓国軍による軍事演習の最終日、10月28日で短距離弾道ミサイル2発を発射していました。
10月31日から11月4日にかけてはアメリカと韓国が最新鋭のステルス戦闘機など240機あまりを動員した大規模な合同軍事演習を行っています。
金正恩総書記の側近である朴正天書記は1日付の談話でこの演習を批判した上で「アメリカと韓国が我々に対する武力使用を謀るなら、北朝鮮武力の特殊手段は課された戦略的使命を直ちに実行し米韓は恐るべき事態に直面して、史上最もぞっとする代償を払うことになるだろう」と警告していました。