韓国軍は28日正午ごろ、北朝鮮が日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射したと発表しました。

韓国軍によりますと、北朝鮮は28日午前11時59分から午後0時18分ごろにかけて、東部の通川一帯から日本海に向けて短距離弾道ミサイル2発を発射しました。北朝鮮によるミサイル発射は、巡航ミサイルを含め今年だけで28回目で、異例の頻度です。

韓国軍は先週から28日までの日程で軍事演習を行っていて、北朝鮮はこれに反発し砲撃を繰り返していました。来週からはアメリカ空軍との大規模な合同軍事演習も予定されていて、こうした動きを牽制する狙いもあるものとみられます。

北朝鮮による前回の発射は10月14日未明で、短距離弾道ミサイル1発を発射していました。

10月10日には、9月下旬から立て続けに行ったミサイル発射について、「戦術核運用部隊」の軍事訓練だったと報道。立ち会った金正恩総書記は「我々は敵と対話する内容も、必要性も感じない」と述べ、米韓両国に対抗しさらなる軍事的行動も辞さない姿勢を示していました。