バンクシー作品“はぎ取る” 犯人グループ「ウクライナ軍の必要経費として寄付したかった」
ウクライナ・キーウなどで、がれきの山で逆立ちをする体操少女や、シーソーに見立てた鉄骨で遊ぶ子どもなど、複数の絵が見つかりました。正体不明の覆面アーティスト、バンクシーの作品です。
その1つ、黄色い壁に描かれた、ガスマスクをつけた女性の絵を巡って、2日に事件が起きました。
警察官
「壁画を盗もうとした8人を逮捕しました」
ロイター通信によると、キーウ出身の男ら8人が絵をはぎ取り、持ち去ろうとしたというのです。
地元住民
「絵がはぎ取られていて、さみしいです」
犯人グループは、駆けつけた警察に取り押さえられました。地元メディアによると、動機について「壁画を売り、そのお金をウクライナ軍の必要経費として寄付したかった」と供述しているということです。
はぎ取られたバンクシーの絵は警察が保管していて、損傷は確認されていないということです。