ロシア国内の空軍基地にドローン攻撃か ウクライナ軍が関与を示唆
ロシア国防省は5日、ロシア国内の空軍基地2か所がウクライナ軍のドローン攻撃を受けたと発表しました。ウクライナ側も関与を示唆しています。
ロシア国防省によりますと、攻撃があったのは首都モスクワからおよそ200キロ離れたリャザン州とサラトフ州の空軍基地です。ロシア側は、ウクライナ側によるドローン攻撃でミサイル爆撃機2機が損傷したほか、3人が死亡、4人がけがをしたとしています。
ウクライナ空軍は5日、SNSで「リャザン州。何が起きた?」とのコメントとともに、損傷した軍用車両と戦闘機の写真を公開し、関与を示唆しています。
また、ウクライナ側は「ロシアのクルスク州の空軍基地近くの燃料タンクが攻撃された」とする州知事のコメントをSNSで紹介し、黒煙と炎があがる6日早朝のものとみられる映像も公開しました。ウクライナ側による新たな攻撃の可能性もあります。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は5日、ロシア軍による70発のミサイル攻撃があり、4人が死亡したと明らかにしました。ロイター通信によりますと、ザポリージャ州では住宅地にミサイルが着弾し、複数の住宅が破壊されたということです。