“トランプ関税”発動初日 カナダ市民から戸惑いの声
アメリカのトランプ政権が4日、カナダとメキシコからの輸入品に25%の関税を課しました。その初日、カナダでは市民からは戸惑いの声が聞かれました。
アメリカと国境を接するカナダ・ウィンザーには自動車部品工場が多くホンダの自動車内装部品を製造するある工場では、全ての製品をアメリカに輸出しています。
ホンダの部品製造工場のオーナー「今後部品の生産がアメリカに戻される可能性があります。そうなれば会社に大きな打撃となるでしょう」
また市民の反発の声も広がっています。
NNNウィンザー・末岡寛雄「こちらのスーパー商品が並べられている値札をよく見ると、カナダで作られた商品にはメイドインカナダのシールが貼られているんです」
スーパーのオーナー「消費者はカナダ製とわかるシールを見ると喜びます。カナダ製品を購入してカナダ産業を支援したいのです」
買い物客「オレンジが好きですが、アメリカ産は今後購入しません。彼(トランプ氏)を支持したくないからです」
対抗措置として、カナダもアメリカ製品の一部に25%の関税を課すことを明らかにしていて、市民生活への影響が広がりそうです。