北朝鮮が“弾道ミサイル”発射 すでに落下したとみられる
日本政府は、北朝鮮が弾道ミサイルの可能性のあるものを発射したと発表しました。
日本政府は5日朝、北朝鮮から弾道ミサイルの可能性があるものが発射されたと発表しました。防衛省によりますとすでに落下したとみられるということです。
韓国軍も、北朝鮮が日本海に向けて未詳の飛翔体を発射したと発表しています。飛翔体の種類や飛距離など、詳しい情報は明らかになっていません。
北朝鮮による飛翔体の発射は、先月27日以来で、巡航ミサイルを含めると今年だけで9回目です。
前回の発射の際、北朝鮮は偵察衛星の開発のための実験を行ったとして、上空から地球を撮影した写真を公開しています。
韓国軍は平壌の順安一帯から日本海に向けて高度およそ620キロに達する弾道ミサイル1発を発射したと発表していました。
また、1月には、グアムにも届くとされる中距離弾道ミサイル「火星12」や、極超音速ミサイル列車を利用したミサイルなどを相次いで発射しています。
1月19日には金正恩総書記出席のもと朝鮮労働党の会議が開かれ、「アメリカの敵視政策と軍事的脅威がこれ以上、黙認できない危険ラインに至った」と指摘、核実験やICBM=大陸間弾道ミサイルの発射の再開も示唆していました。