露メディア「親露派が砲撃受けた」 ウクライナ「親露派側から攻撃」
アメリカのバイデン大統領は、ロシアによる軍事侵攻について、「数日以内に起こりうる」と述べ、強い警戒感を示しました。
バイデン大統領「(侵攻の脅威は)非常に高い」「私の感覚では、今後数日以内に起こりうる」
バイデン大統領は、発言の根拠について、「侵攻準備を行っているあらゆる兆候がある」などと述べました。
ブリンケン国務長官も国連での演説で、「我々の情報では、ロシアは、数日以内に攻撃を開始する準備を進めている」とした上で、「攻撃の口実作りを計画している」とも指摘。ロシア国内でのテロのねつ造などを挙げました。
また、初期の攻撃として、「ウクライナ全土へのミサイルや爆弾による攻撃、サイバー攻撃も計画されている」と具体的に言及、「首都キエフも標的に含まれる」としています。
さらにブリンケン長官は、ロシアのラブロフ外相に対し、来週ヨーロッパでの会談を提案する書簡を送ったことも明らかにしました。
こうした中、ロシアメディアによりますと、親ロシア派が支配するウクライナ東部で17日、親ロシア派が砲撃を受けたと主張しました。
一方、ウクライナ側も親ロシア派側から攻撃を受けたとして破壊された幼稚園や、避難する子どもらの映像を公開しました。
攻撃について、ゼレンスキー大統領は「大きな挑発行為だ」と非難するなど、緊迫した状況が続いていて、欧米各国も懸念を示しています。