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「悪魔の詩」で知られる作家のサルマン・ラシュディ氏、男に首など刺されケガ

2022年8月13日 10:05

イスラム教を風刺する小説「悪魔の詩」で知られるイギリスの作家のサルマン・ラシュディ氏が12日、アメリカ・ニューヨーク州で男に首など刺されケガをしました。

地元当局などによりますと、ニューヨーク州西部で、12日作家のサルマン・ラシュディ氏がイベントで講演を始めようとしたところ、男に襲撃されました。

ラシュディ氏は首や腹部を少なくとも1回ずつ刺されていて病院で手術を受けているということです。

警察はニュージャージー州に住む24歳の男の身柄を拘束しましたが動機などはわかっていません。

インド出身でイギリス人のラシュディ氏は、1988年に出版した小説「悪魔の詩」がイスラム教を冒涜する内容だとして、当時のイランの最高指導者、故・ホメイニ師が死刑を宣告していました。

また日本でも小説を翻訳した筑波大学の助教授が91年に何者かに殺害される事件が起きています。

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