北朝鮮、日米のアニメ制作に関わった可能性…米研究機関
アメリカの研究機関「38ノース」は、北朝鮮が日本やアメリカのアニメ制作に関わった可能性があると明らかにしました。
北朝鮮研究などを手がける「38ノース」によりますと、去年、北朝鮮が管理しているとみられるインターネット上のデータ保管サイトに、アニメのキャラクターなどが描かれた文書などが複数確認されました。
文書からアメリカのアニメのほか、日本でことし7月から放送されるアニメ作品や、日本の別の制作会社の作品に、北朝鮮が関与していた可能性があると指摘しています。
また文書には指示と見られる内容が、中国語やハングルで書かれていたということです。
データ保管サイトには中国側からの接続も確認されていて、38ノースは、日本から発注を受けた中国側の関係者がアニメ制作能力が高いとされる北朝鮮に下請けさせていたと分析しています。
ただ、日本側の会社などが「北朝鮮に下請けされていたことを認識していたと示す証拠はない」としています。
指摘を受けた制作会社は「大変驚いている。なぜこうしたことが起きたのか全くわからない」とコメントしています。