アメリカのバイデン政権は20日、イスラエルやウクライナへの支援を含めた16兆円近い追加予算を議会に要求しました。

ホワイトハウスによりますと、議会に要求する予算の総額は1060億ドル＝日本円で16兆円近くにのぼります。ウクライナ支援におよそ610億ドル、イスラエル支援におよそ140億ドルのほか、台湾への追加軍事支援の予算も含まれています。

また、サリバン大統領補佐官は、「イスラエルの軍事支援と、ガザ地区への人道支援の両方の予算を申請している」とも強調し、議会に速やかに予算を承認するよう求めました。

ただ、議会下院は多数派の野党・共和党内の対立で議長が不在の状況が続き、予算審議を進めるめどが立っていません。

議長候補のジョーダン議員は、20日に行われた3回目の議長選挙でも過半数を獲得できず、共和党は別の議長候補を擁立する方針を決めました。