ナワリヌイ氏に刑期19年追加の判決 モスクワの裁判所
モスクワ市裁判所
ロシアの反体制派指導者で、現在、11年半の刑に服しているナワリヌイ氏に対し、モスクワの裁判所は4日、新たに19年の刑期を追加する判決を言い渡しました。
ロシアの反体制派指導者のナワリヌイ氏は、2021年に経済事件に関与したとして懲役2年6月を言い渡され、翌22年には寄付金詐取の罪で懲役9年の判決を受けて、現在、収監されています。
4日の判決公判はモスクワ近郊のウラジーミル州の刑務所で開かれ、ナワリヌイ氏は新たに「過激派団体の創設」などで有罪とされ、刑期を19年追加されました。
今回の裁判について、ナワリヌイ氏は判決の前日に、支援者のSNSに「泣き叫ばずに、私や他の政治犯との連帯を示してほしい」とのメッセージを投稿していました。
また、追加が予想されていた刑期についても、「テロ事件の容疑もあるから、さらに10年加算されるのだろう」との見通しを投稿していました。
ナワリヌイ氏は現在、獄中から、プーチン大統領とウクライナ戦争に反対する新たなキャンペーンを展開しています。