プーチン大統領が“市民と触れ合い” 珍しい映像公開 反乱を受け世論懸念か
ロシア大統領府は、プーチン大統領が南部ダゲスタン共和国を訪れ、市民と触れあったとする映像を公開しました。国内での反乱を受け、世論の支持を取りつける狙いがあるとみられます。
ロシア大統領府が28日、「市民との懇談」として公開した映像では、普段はテロを厳重に警戒し一般人を近づけることが珍しいプーチン大統領が、直接握手する姿が映っています。
大統領府によりますと、プーチン大統領は28日、イスラム教徒と少数民族が多いロシア南部のダゲスタン共和国を訪れ、観光開発に力を入れるよう指示しました。
ダゲスタン共和国はロシアの中でも所得水準が低く、去年9月に「部分的動員」を発表した際には、大きな抗議が起きていました。
プリゴジン氏の反乱など国内の統制に不安が出始めた中、プーチン大統領としては世論の支持を取り付ける狙いがあるとみられます。