プリゴジン氏、ショイグ国防相らの拘束計画か 米メディア
ロシアで反乱を起こした民間軍事会社ワグネルの創設者プリゴジン氏が、ショイグ国防相らの拘束を計画していたとアメリカメディアが報じました。
アメリカの有力紙ウォール・ストリート・ジャーナルは28日、西側の当局者の情報として、プリゴジン氏はショイグ国防相とゲラシモフ参謀総長がウクライナ国境に接する地域を視察する際に、2人の拘束を計画していたと伝えました。プリゴジン氏は、ロシア連邦保安局に計画を事前に把握されたため、予定を前倒しして反乱を起こしたとしています。
また、ニューヨーク・タイムズはアメリカ政府関係者の話として、今年1月までウクライナ侵攻の総司令官を務めたスロビキン副司令官が、反乱の計画を事前に把握していたと報じました。アメリカ政府は、スロビキン氏が支援したかどうかを調べているということです。
一方、アメリカのバイデン大統領は28日、プーチン大統領を「世界でのけ者になっている」と批判しました。さらに、プーチン氏はウクライナ侵攻で敗北しつつあり、「国内の戦いでも負けている」と指摘しました。