パリ五輪 35か国がロシアとベラルーシの出場禁止を要請
アメリカ・イギリス・ドイツなど35か国が、2024年のパリオリンピックにロシアとベラルーシの選手を出場させないよう要請していることがわかりました。
10日に行われたスポーツの担当閣僚によるオンライン会議にはウクライナのゼレンスキー大統領が出席し、ロシアの攻撃によって「過去1年間で228人の選手やコーチが死亡した」とした上で、「テロとオリンピック精神は相反するもので、両立できない」と述べました。
イギリスメディアによりますと、会議ではアメリカ・イギリス・ドイツなど35か国が、ロシアとベラルーシの選手を出場禁止にするよう要請したということで、議長国のイギリスが共同声明のとりまとめにあたっているということです。
ロシアとベラルーシの選手参加をめぐっては、IOC(=国際オリンピック委員会)が中立の立場を示すなどの条件付きで復帰を検討しています。
一方、ウクライナはロシアとベラルーシの選手の出場が認められた場合、大会のボイコットも辞さない考えを示しています。