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IOC ロシアやベラルーシ選手の国際大会復帰を検討へ “所持するパスポートを理由に大会への参加を妨げられてはならない”

2023年1月26日 11:32
IOC ロシアやベラルーシ選手の国際大会復帰を検討へ “所持するパスポートを理由に大会への参加を妨げられてはならない”
IOCのバッハ会長(写真:代表撮影/ロイター/アフロ)
IOC(国際オリンピック委員会)は25日、ロシアとベラルーシの選手について国際大会への復帰を検討していくと声明を発表しました。

ロシアとベラルーシについてはロシアのウクライナへの軍事侵攻を理由に国際大会から除外されています。

IOCは声明で「いかなる選手も(所持している)パスポートを理由に大会参加が妨げられてはならない」としていて、今後については「両国の選手が参加するための道筋は厳格な条件の下に作られるべきで、さらなる議論・検討が必要」としています。

その厳格な条件についての1案は“中立な立場”であること。国旗を背負ったり、国歌を斉唱したりすることは許されないというものです。さらに、オリンピック憲章に基づく精神の持ち主のみ参加が可能だとする案。つまり、世界平和を乱す行動を取らないことが大前提で、ウクライナへの軍事侵攻を積極的に支援したりしていないこと。そして、アンチドーピングの規約に則った選手であること、などの案があげられています。