ロシアとベラルーシが合同軍事演習 ウクライナに揺さぶりかける狙いか
ロシアとベラルーシの空軍による合同軍事演習が16日、ベラルーシ国内で始まりました。ロシアとしては、合同演習でウクライナに揺さぶりをかける狙いがあるとみられます。
ベラルーシ国防省によりますと、空軍によるロシア軍との合同演習が16日、ベラルーシ国内の空軍基地などを拠点に始まりました。空軍の演習については、偵察活動や国境沿いの共同パトロールなどを行うとしています。
今回の演習について、ベラルーシの安全保障会議の幹部は、「防衛的な性格のものだ」としていますが、ロシアは去年2月、ベラルーシからもウクライナへの侵攻を開始した経緯があり、ウクライナは警戒感を強めています。
合同演習は2月1日まで行われることになっていて、ロシアとしては、ウクライナに北部も警戒させて、戦力を分散させる狙いがあるとみられます。