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東京五輪中に亡命したベラルーシ選手のコーチを世界陸連の監視機関が告発 “行動規範に違反する”など

2023年1月21日 8:02
東京五輪中に亡命したベラルーシ選手のコーチを世界陸連の監視機関が告発 “行動規範に違反する”など
ポーランドに向かうチマノウスカヤ選手 撮影は2021年(写真:AP/アフロ)
東京五輪でベラルーシ代表として来日した陸上のクリスチナ・チマノウスカヤ選手は、コーチ陣を批判したことで、競技前日に強制的に帰国を命じられました。しかし、羽田空港で“身の危険を感じる”と訴え、ポーランドに亡命しています。

アスリートの尊厳などを守る世界陸連の監視機関「アスレチックス・インテグリティー・ユニット(AIU)」が19日、ベラルーシ代表のヘッドコーチだったユーリ・マイセビッチ氏について、世界陸連の行動規範に違反したとして告発すると発表しました。

AIUの声明ではマイセビッチコーチは「誠意を持たず、悪意を持って行動したこと、選手の尊厳を守らず、口頭でそして、精神的に嫌がらせととられる行為を行ったこと、さらに陸上競技の品位をおとしめたこと」と3つの不適切行為があったということです。

マイセビッチコーチはチマノウスカヤ選手に帰国を命じたのは“選手が感情的になっていたからだ”と説明していました。チマノウスカヤ選手はポーランド国籍を取得し、ポーランド代表として2024年のパリ五輪出場を目指しています。

AIUは陸上競技におけるドーピングや賭博などの有無について調査したり、アスリートの尊厳を守るための独立した監視機関です。

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