ベラルーシで大規模な抗議デモを招いた大統領選挙から１年となる９日、ルカシェンコ大統領が演説を行い、「民主的な選挙だった」と自身の正当性を主張しました。

ルカシェンコ大統領「選挙は完全に情報が公開され、民主的に行われた」

ルカシェンコ大統領はこのように述べ、大統領選の不正を訴える抗議デモを弾圧した自身の正当性を主張しました。

また、東京オリンピックに出場後にポーランドに亡命したチマノウスカヤ選手ついても初めて言及しました。

ルカシェンコ大統領「亡命は本人の意思ではなく、反体制派に操られていた」

また、「チマノウスカヤ選手が代表に選ばれたのは、ＩＯＣ（＝国際オリンピック委員会）にしつこく推薦されたからで、代表に入れるべきではなかった」などと述べました。

一方、反体制派の象徴で大統領選の対立候補だったチハノフスカヤ氏もこの日、滞在先のリトアニアで会見し、全ての民主主義国家がルカシェンコ政権にさらなる制裁を科すべきだと訴えました。