ベラルーシ大統領 強制着陸「合法的行動」
ベラルーシが国際線の旅客機を強制着陸させ、反体制派のジャーナリストを拘束したことについて、ベラルーシのルカシェンコ大統領は26日、「国民を守るために合法的に行動した」と正当化しました。
ルカシェンコ大統領「私は国民を守るため合法的に行動した。今後もそのつもりだ」
タス通信によりますと、ルカシェンコ大統領は26日、議会での演説で、旅客機の着陸は乗客と乗員を守るための国際的なルールに基づく措置だとした上で、ベラルーシ軍の戦闘機が強制的に着陸させたとの情報はウソだと述べました。
さらに、ベラルーシ当局が拘束した反体制派のジャーナリストについては、「『テロリスト』で『虐殺と流血の暴動』を起こそうとしていた」として、拘束は正当だと主張しました。
この問題についてEU(=ヨーロッパ連合)は、24日の首脳会議で、「国家によるハイジャック」だと強く非難し、今月からベラルーシに対し経済制裁を科すことを決めました。
また、ベラルーシの航空会社によるEU空域への乗り入れも禁止しています。