ベラルーシ 反体制派の男性逮捕・拘留
ベラルーシ当局が反体制派の男性ジャーナリストを乗せた旅客機を強制的に着陸させ、身柄を拘束した問題で、その後、男性が逮捕、拘留されたことがわかりました。
タス通信によりますと、ジャーナリストの男性は拘束された後、逮捕、拘留されたということです。拘束の直前に強制着陸させられた旅客機に乗り合わせた人に対し、「自分は死刑になる」と話したということです。男性は去年行われたベラルーシの大統領選挙後に大規模な抗議活動を組織したとして、捜査当局に指名手配されていました。
一方、ロシア外務省は、拘束された男性ジャーナリストに同行していたロシア人の女子学生が拘束されたことを明らかにしています。地元メディアは、この女子学生は男性の交際相手だったと伝えています。
今回の事態を受け、EU(=ヨーロッパ連合)は24日、緊急の首脳会議を開き、現在、ベラルーシに科している制裁を強化することで一致しました。ベラルーシの航空会社の航空機がEU上空を通過したりEU域内の空港に乗り入れたりすることを禁止する内容となっています。イギリスも同様の制裁措置を取ることを明らかにしています。